Jeepレネゲードのエアコンフィルターを自分で交換しました。
交換した車両では、外した純正フィルターを約6万km使用しており、新品と比べるとかなり汚れが確認できました。
CX-5のようにグローブボックスを開けるだけでは交換できず、レネゲードでは助手席側のパネルや複数のネジを外す必要があります。
今回の作業で使用した主な工具は、
・T20トルクス
・5.5mmソケット
・内張り剥がし
・エクステンションバー
です。
この記事では、実際の作業写真を使って、
・必要な工具
・外すネジとクリップの位置
・エアコンフィルターまでのアクセス方法
・約6万km使用したフィルターの状態
・新品への交換手順
を順番に紹介します。
また、フィルター交換から約1年後にエアコンの臭いが気になり、エバポレーター洗浄も実施したため、その結果も後半に追記しています。
※この記事で紹介するのは、自分が実際に行った作業例です。内装部品の破損やケガの可能性もあるため、作業は車両状態を確認しながら無理のない範囲で行ってください。

右が新品のMAHLE製フィルター。問題なく装着できる。
作業前の注意点
レネゲードのエアコンフィルター交換では、助手席側の内装パネルや複数のネジを外します。
CX-5のようにグローブボックスを開けるだけでは交換できないため、少し手間のかかる作業です。
作業前に、以下だけ確認しておきます。
・平坦で十分な作業スペースを確保する
・パーキングブレーキをかける
・助手席ドアを大きく開けられる場所で作業する
・内装部品は樹脂製なので、無理にこじらない
・ケガ防止のため、必要に応じて手袋や長袖を使用する
特に内装パネルはツメで固定されているため、外す向きや位置を確認しながら少しずつ作業します。
この記事では自分が実際に行った手順を紹介しますが、車両状態によって固さや外れ方が異なる可能性があります。

使用するネジサイズはT20と5.5mm
今回の作業で外したネジ・ボルトは、主に2種類です。
・T20トルクスネジ
・5.5mm六角ボルト


T20はトルクスネジのサイズ。
5.5mmは六角部分の対辺寸法です。
この2つに合う工具を用意しておけば、今回の作業を進められました。
今回使用した工具
今回使った工具はこちらです。
・内張り剥がし
・T20トルクスレンチ
・5.5mmソケット
・エクステンションバー
・ラチェットまたはハンドル

内張り剥がしは、助手席側の樹脂パネルを外すときに使用しました。
マイナスドライバーでも作業できる場合はありますが、樹脂へ傷を付けにくいという点では内張り剥がしの方が自分は使いやすかったです。
また、5.5mmのボルトは少し奥まった位置にあるため、エクステンションバーがあると作業しやすくなります。
自分は約30cmのものを使用しました。
今回の工具構成では変換アダプターも使いましたが、これは手持ちのソケットとハンドルの差込角が違ったためです。
最初から同じ規格で工具を揃える場合は必要ありません。
交換手順
助手席側の三角パネルを外す
まず、助手席ドアを開けて、ダッシュボード側面の三角形パネルを外します。

内張り剥がしをパネルの隙間へ差し込み、少しずつ浮かせて外します。
自分の車両では、内側にツメが5か所ありました。

樹脂部品なので、一か所だけを強くこじらず、周囲を少しずつ浮かせるように外しました。
側面のT20トルクスネジを1本外す
三角パネルを外すと、T20トルクスネジが1本見えます。

T20トルクスレンチを使って、このネジを外します。
外したネジは、組み付け時に分からなくならないように保管しておきます。
グローブボックス内のT20トルクスネジを3本外す
次にグローブボックスを開けます。
内部にはT20トルクスネジが3本あります。



左右と中央の3本をすべて外します。
この3本も同じT20サイズでした。
写真によって使用している工具が違いますが、ネジサイズは同じです。
グローブボックス下のインシュレーターを外す
続いて、助手席足元からダッシュボード下側を覗き込みます。
ここにはインシュレーターがあり、左右2か所のクリップで固定されています。

助手席足元のインシュレーターは左右2か所のクリップで固定。これは左側。

クリップを外し、インシュレーターを取り外します。

インシュレーター自体は柔らかい部品なので、無理に引っ張らず、クリップが外れていることを確認してから取り外しました。
インシュレーター裏のT20トルクスネジを2本外す
インシュレーターを外すと、さらにT20トルクスネジが2本見えます。


この2本も外します。
ここまでで、助手席側のグローブボックスまわりを固定している主なネジが外れます。
グローブボックス本体を手前へ外す
ネジを外したら、グローブボックス本体を少しずつ手前へ引き出します。

内装部品はツメでも固定されているため、一気に強く引っ張らず、左右の状態を確認しながら外しました。
完全に外れると、奥にエアコンフィルターへアクセスするためのカバーが見えるようになります。
エアコンフィルター前のカバーを外す
エアコンフィルター前のカバーは、5.5mmの六角ボルトで固定されています。


ここは少し奥まっているため、自分はエクステンションバーを使って外しました。

5.5mmのボルトを外したら、カバーを取り外します。


古いエアコンフィルターを取り出す
カバーを外すと、エアコンフィルター本体が見えます。

フィルターを手前へ引き抜きます。
取り外す前に、上下や表裏の向きを確認しておくと、新品を取り付けるときに分かりやすいです。
自分の車両では、外した純正フィルターを約6万km使用していました。
このあと、新品と並べて汚れ具合を確認します。
約6万km使用したフィルターと新品を比較
今回使用したエアコンフィルター
今回使用したのは、MAHLE製のレネゲード対応エアコンフィルターです。
自分の車両ではサイズも問題なく、そのまま装着できました。
購入する場合は、年式・型式・適合情報を確認してから選んでください。
取り外した純正エアコンフィルターと、新品のフィルターを並べてみました。

約6万km使用した純正フィルターには、ホコリや細かなゴミがかなり付着していました。
写真で見ても、新品との差は分かりやすい状態です。
ただし、今回の車両では約6万km使用した結果こうなっていた、という一例です。
使用環境によって汚れ方は変わるため、「6万kmまで必ず使える」「6万kmで必ず交換が必要」という意味ではありません。

新品のエアコンフィルターを取り付ける
古いフィルターを取り外したら、新品を元と同じ向きで取り付けます。

取り外す前に確認しておいた向きを参考にしながら、無理に曲げたり押し込んだりせず収めました。
正しく収まったことを確認したら、前側のカバーを元に戻します。
取り外した部品を元に戻す
あとは分解したときと逆の順番で復元します。
エアコンフィルター前のカバーを取り付け、5.5mmの六角ボルトで固定。
その後、
・グローブボックス本体
・下側のT20トルクスネジ2本
・インシュレーター
・グローブボックス内のT20トルクスネジ3本
・助手席側面のT20トルクスネジ1本
・三角パネル
の順に元へ戻しました。
最後に、ネジの締め忘れやパネルの浮きがないことを確認して作業完了です。
復旧(外した部品をつけていく)
外した時と逆の順番で組み付けていきます。
約1年後、エアコンの臭いが気になりエバポレーターも洗浄
エアコンフィルター交換から約1年後、エアコン使用時の臭いが気になるようになりました。
フィルターだけでなく、エバポレーター側の汚れや臭いも影響している可能性を考え、今度はエバポレーター洗浄も行いました。

エバポレーター洗浄に使用したもの
今回使用したのは、家庭用エアコン向けのラクハピ無香料タイプです。
自分はチューブを組み合わせて施工しましたが、本来の用途とは異なる使い方になるため、この記事では自分が行った作業例として紹介しています。
エアコンフィルターを外した状態から作業し、洗浄剤を使用しました。

エバポレーターを目視できないため失敗する可能性もあったが、今回の作業で臭いは消えてくれた。
施工後はエアコンを作動させ、内部を乾燥させました。
自分の車両では、施工前に気になっていた臭いは軽減したと感じました。
ただし、臭いの原因は車両や使用環境によって異なるため、すべての臭いがエバポレーター洗浄だけで解消するとは限りません。
わさびデエールも取り付け
エバポレーター洗浄とあわせて、エアコンフィルターへ「わさびデエール」も取り付けました。

これはエアコンフィルターへ装着して使用するタイプの用品です。
今回は臭い対策のひとつとして併用しました。
エバポレーター洗浄と同時に行ったため、臭いの変化がどちらの効果によるものかを個別に切り分けることはできません。
そのため、ここでは「洗浄+わさびデエールを併用したあと、自分の車両では臭いが軽減した」という実体験として記録しておきます。





今回使用したのは、Valeoの「わさびデエール」です。
エアコンフィルターへ取り付けて使用するタイプの消臭・抗菌用品です。
今回はエバポレーター洗浄と併用しているため、臭いの変化をわさびデエール単体の効果として判断することはしていません。
まとめ|レネゲードのフィルター交換は工具が必要だがDIY可能だった
JeepレネゲードのエアコンフィルターをDIYで交換しました。
今回の車両では、約6万km使用した純正フィルターにホコリや細かなゴミがかなり付着していました。
交換作業では、
・T20トルクス
・5.5mmソケット
・内張り剥がし
・エクステンションバー
などの工具が必要です。
CX-5のようにグローブボックスを開けるだけで交換できる構造ではなく、助手席側のパネルや複数のネジを外す必要があるため、作業の手間はやや多めでした。
それでも、ネジの位置とサイズを確認しながら順番に進めれば、自分で交換することはできました。
また、フィルター交換から約1年後にはエアコンの臭いが気になり、エバポレーター洗浄とわさびデエールも実施しました。
フィルター交換だけでなく、臭いが気になる場合はエアコン内部の状態もあわせて確認する価値があると感じています。