CX-5ポリメタルグレーメタリックを7.6万km使用|汚れ・傷・見え方を長期レビュー

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CX-5のポリメタルグレーメタリックに約7.6万km乗り、その後車両を手放しました。

長く所有して感じたのは、この色は光や天候によって見え方がかなり変わる一方、日常の汚れや細かな傷が比較的目立ちにくく、自分にとって扱いやすいボディカラーだったということです。

一方で、雪道走行後の白っぽい汚れはかなり目立ちました。

この記事では、実際に約7.6万km使用したCX-5の写真をもとに、

・晴天、曇天、雨天、夕方、夜間での見え方
・花粉や土埃の目立ち方
・雪道走行後の汚れ
・長期間乗って感じた小傷の見え方
・マシーングレープレミアムメタリックとの印象の違い
・手放した現在の最終的な感想

をまとめます。

写真は所有期間中に撮影したものを多数掲載しています。

ボディカラー選びでポリメタルグレーメタリックが気になっている方の参考になればと思います。

目次

7.6万km乗って手放した現在の結論

結論から言うと、ポリメタルグレーメタリックを選んだことに後悔はありませんでした。

自分が特に良かったと感じたのは、

・晴天では青みが強く見える
・曇天や夜ではグレーが強く見える
・花粉や土埃が比較的目立ちにくい
・細かな傷も濃色車ほど気になりにくい
・洗車後は艶が出て、見た目の変化を楽しめる

というところです。

一方で、万能な色ではありません。

雪道を走ったあとの白っぽい汚れはかなり目立ちました。

また、光の当たり方によっては想像以上に青く見えるため、

「純粋なグレーが欲しい」

という人には少しイメージが違うかもしれません。

自分の場合は、この青みを含めた見え方が気に入っていました。

約7.6万km使ったあとに振り返っても、

「汚れの目立ちにくさ」

「見え方の変化」

「CX-5のデザインとの相性」

のバランスが良い色だったと感じています。

ポリメタルグレー(ボディ同色)のキーケース
いきなり脱線するがオプションで選んだポリメタルグレー(ボディ同色)のキーケース
(正式名称:セレクティブキーシェル)
ポリメタルグレー(ボディ同色)のキーケース
キーシェルとボディの色合いは全く同じ。
地味だが満足度が高く、オススメしたいオプション。

ポリメタルグレーメタリックとは

正式名称は「ポリメタルグレーメタリック」です。

実際に長く乗って感じた一番の特徴は、光の当たり方によって青にもグレーにも見えることでした。

晴天では青みが強く、曇天や夜間ではグレーが強く見える。

写真を撮る時間帯や場所によってかなり印象が変わる色です。

この記事では設定車種の歴史そのものより、実際にCX-5で長期間使ったときの見え方や汚れ方を中心に紹介します。

CX-5のグレー系カラーと比べて感じた違い

CX-5では、ポリメタルグレーメタリック以外にもグレー系のボディカラーがあります。

自分が特に比較していたのは、マシーングレープレミアムメタリックです。

実際に見比べた印象では、ポリメタルグレーの方が青みが強く、少しカジュアルで軽快な雰囲気。

マシーングレーは、より濃く金属的で落ち着いた印象でした。

自分の感覚では、

ポリメタルグレーは青みのある明るめのグレー。

マシーングレーは、より濃く金属感のあるグレー。

という違いを感じました。

特にポリメタルグレーは、晴天と曇天で別の色に見えることがあります。

購入前に確認するなら、できれば屋内だけでなく屋外でも見ておいた方がいい色だと思います。

比較項目ポリメタルグレーメタリックマシーングレープレミアムメタリック
色味青みがかったグレー濃いグレー
明るさ明るめ暗め(光の当たり方で随分違う)
高級感★★★☆☆カジュアルな色★★★★★金属の質感
スポーティさ★★★★☆★★★★☆
オフロード感★★★☆☆オフにも馴染む★☆☆☆☆都会的な色
汚れの目立ちにくさ★★★★☆雪道走行後は目立つ★★★☆☆
小傷の目立ちにくさ★★★★☆艶感があるので★★★☆☆光の当たり具合による
花粉・黄砂の目立ちにくさ★★★★★一番目立ちにくいかも★★★☆☆
手入れのしやすさ拭き残しがあっても目立ちにくい濃色なので水ジミは少し気になりやすい
雪道走行後のポリメタルグレーメタリック。※納車4ヶ月の時
雪道は走らず、通勤や浜松界隈の平野部を走行し、2ヶ月以上未洗車の状態。
個人的に濡れた状態は艶やかさが増し好きだった。
快晴の元では青みが強い。

晴天では青みがかなり強く見える

晴れた日のポリメタルグレーメタリックは、グレーというより青に近く見えることがあります。

特に強い日差しの下では、ボディの曲面に沿って明るい青みが出ます。

CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
2024年8月撮影①浅羽海岸にて。
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
2024年8月撮影②
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
2024年8月撮影③
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
2024年8月撮影④
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
6月14日、佐久間ダムにて。

CX-5はボディ側面の面構成が大きく、光が当たる場所と影になる場所で色の差が出やすいです。

そのため、同じ1台でも見る角度によってかなり表情が変わります。

自分はこの変化が気に入っていました。

「グレーを買ったつもりなのに青く見える」

という点は、人によっては好みが分かれると思います。

逆に、単色のグレーでは少し物足りないと感じる人には面白い色です。

曇天ではグレー感が強くなる

曇りの日は、晴天時より青みが抑えられ、グレーが強く見えます。

CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
かわせみ湖にて撮影①
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
かわせみ湖にて撮影② ライトON
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
かわせみ湖にて撮影③
CX-5ポリメタルグレーメタリックの写真
かわせみ湖にて撮影④

晴天ではかなり明るく見える一方、曇天では落ち着いた色になる。

この変化は、長く乗っていても飽きにくかった理由のひとつです。

また、ボディが多少汚れていても、曇天では汚れとのコントラストが強く出にくく感じました。

実際、洗車からしばらく時間が経っていても、遠目ではそこまで汚れて見えないことが多かったです。

雨天では艶が強く見える

雨に濡れた状態では、ボディ表面の反射が強くなり、晴天や曇天とはまた違う見え方になります。

自分は、濡れたポリメタルグレーの見え方もかなり好きでした。

青みとグレーの境目が分かりにくくなり、全体的に濃く艶っぽく見えます。

もちろん、雨で濡れれば汚れが落ちるわけではありません。

乾いたあとには水滴跡や汚れが残ることもあります。

夕方はさらに暗く見える

夕方になると、日中の青みが弱くなり、グレーがより濃く見えることがあります。

晴天の昼間と比べると、かなり雰囲気が変わります。

自分にとっては、この時間帯による見え方の変化もポリメタルグレーの面白さでした。

夜間はほぼグレーに見える

夜になると、青みはかなり弱くなります。

街灯の下では、濃いグレーに近い見え方です。

照明の色によっては少し青みが見えることもありますが、昼間ほど明確ではありません。

昼は青みのあるグレー。

夜は濃いグレー。

1日の中だけでも印象が変わる色でした。

汚れは比較的目立ちにくかった

約7.6万km乗って感じたポリメタルグレーメタリックの良さのひとつが、日常的な汚れが比較的目立ちにくかったことです。

もちろん、汚れないわけではありません。

雨のあとや風の強い日には、ボディ表面に砂埃や花粉が付着します。

それでも、白や黒のように汚れとのコントラストが強く出にくいため、少し離れて見るとそこまで汚れて見えないことが多かったです。

自分は通勤でもCX-5を使っていたため、毎回こまめに洗車できるわけではありませんでした。

その点では、多少汚れていても見た目が大きく崩れにくい色だったと感じています。

花粉や土埃はかなり目立ちにくかった

特に目立ちにくいと感じたのが、花粉や薄い土埃です。

春先などはボディ表面がうっすら黄色っぽくなることがあります。

ただ、ポリメタルグレーでは色の差がそこまで強く出ません。

写真で近くから見ると汚れているのは分かります。

それでも、少し離れて見ると比較的目立ちにくいです。

自分のように日常的に距離を走り、

「多少汚れていても、見た目が大きく崩れなければいい」

という使い方には相性が良かったです。

雪道を走ったあとはかなり汚れが目立った

一方で、雪道を走ったあとの汚れはかなり目立ちました。

雪道では、路面の水分や泥、融雪剤などがボディ下部を中心に付着します。

特にサイドシル、ドア下部、リアまわりには白っぽい汚れが残りやすく、ポリメタルグレーとの色差も大きくなります。

普段の花粉や土埃は目立ちにくい一方で、雪道後の白っぽい汚れは別でした。

安曇野にて。豪雪の白川郷を経由した後、晴天に恵まれたが汚れはかなり目立った。

そのため、

「ポリメタルグレーメタリックならどんな汚れでも目立たない」

とは感じません。

汚れの種類によって見え方がかなり違う、というのが私の率直な感想です。

雨上がりの水滴跡は普通に残る

雨に濡れた直後は艶が強く見えますが、乾いたあとには水滴跡が残ることがあります。

濃色車ほど目立つ印象ではありませんでしたが、

「水ジミが見えない色」

ではありません。

近くから見れば、ボディ表面の状態は普通に分かります。

小傷は比較的気になりにくかった

約7.6万km使う中で、当然ながらボディには細かな傷も増えました。

洗車傷。

飛び石。

ドアまわりの細かな接触。

長く乗れば、無傷のままというわけにはいきません。

ただ、自分が使った範囲では、ポリメタルグレーは細かな線傷が比較的目立ちにくい色だと感じました。

もちろん、

「傷が付きにくい」

という意味ではありません。

あくまで、

「付いた傷が自分には比較的目立ちにくく感じた」

という話です。

洗車すると艶の変化が分かりやすい

ポリメタルグレーメタリックは、汚れているときでも比較的見た目が崩れにくい一方で、洗車後はしっかり艶が出ます。

特に晴天下では、ボディ表面の反射がはっきりして、青みも強く感じられます。

普段は汚れが目立ちにくく、洗うと見た目の変化もしっかり楽しめる。

自分にとっては、この扱いやすさと見た目の両立がポリメタルグレーの良さでした。

コーティングやケミカルを補助として使った

所有期間中は、洗車やボディメンテナンスのためにいくつかのケミカルも使いました。

ただし、

「これを使えば傷が付かない」

「これを使えば汚れが完全に落ちる」

といった考え方では使っていません。

あくまで、普段の洗車やメンテナンスをしやすくするための補助です。

同じ商品でも、ボディの状態や施工方法によって結果は変わります。

そのためこの記事では、「これが最強」といった評価ではなく、自分のCX-5で実際に使った範囲の感想として扱います。

1.ワコーズ バリアスコート

CX-5への効果

ポリメタルグレーに深みが出て、樹脂パーツまで黒々と蘇ります。

4万キロ走ってくたびれがちな未塗装樹脂の部分にも使えるのが最高に便利。

2. プロスタッフ CCウォーターゴールド

「時短で最高の結果を出したい時」の定番です。

プロスタッフ CCウォーターゴールドのここが凄い

洗車後の濡れたボディにスプレーして拭くだけ。

とにかく施工がラクなのに、仕上がりは高級ワックスのような厚みのあるツヤが出ます。

CX-5への効果

艶はもちろん、撥水力も凄まじいので、雨の日のドライブが楽しくなります。

バリアスコートの上から「追いコート」として使うと、さらに輝きが増しますよ。

※バリアスコートは洗浄成分があるため、重ねるときはCCウォーターゴールドを後から施工しましょう。

私の使い分け術

数ヶ月に一度、バリアスコートで下地を整えながらガッツリ保護。

日々の洗車ではCCウォーターゴールドでサクッと、そして艶やかに仕上げる。

このルーティンだけで、7.6万キロ走った今でも「新車のような存在感」を保てています。

おすすめメンテナンス用品まとめ

Amazonなら翌日配送。

傷をつけない洗車には高圧洗浄機を。

高圧洗浄機で落ちない汚れと簡易コーティングならバリアスコートを。

バリアスコート以上の‘ぬるてか’にはCCウォーターゴールドを。

洗車傷はゼロにはできなかった

どれだけ気をつけて洗車していても、長く乗れば細かな洗車傷は少しずつ増えました。

約7.6万km使ったCX-5でも、光を強く当てれば細かな線傷は確認できます。

ただ、自分の場合はポリメタルグレーという色のおかげか、普段の見え方ではそこまで気になりませんでした。

ケミカルやコーティングで傷が付かなくなるというより、

「普段の汚れを落としやすくする」

「艶を維持しやすくする」

くらいに考える方が、自分にはしっくりきます。

4万km時点からさらに3万km以上乗った

この記事はもともと、CX-5が約4万kmの時点で書いたものでした。

その後も乗り続け、最終的には約7.6万kmで手放しています。

4万km時点では途中経過だった内容も、さらに3万km以上走ったことで印象がよりはっきりしました。

長く使っても印象が変わらなかったのは、

・花粉や薄い土埃は比較的目立ちにくい
・晴天では青みが強く見える
・曇天や夜ではグレー感が強くなる
・細かな傷は比較的気になりにくい
・洗車後は艶を楽しめる

という部分です。

一方で、

・雪道走行後の白っぽい汚れはかなり目立つ
・水滴跡が見えないわけではない
・洗車傷そのものは普通に付く

ということも、長く使って分かりました。

7.6万km乗って感じた良かったところ

CX-5で約7.6万km使って感じた良さは、

「見た目が変化する楽しさ」と「日常で扱いやすいこと」の両方があったことです。

晴れた日は青みが強く。

曇るとグレーに近づき。

夜はさらに落ち着いた色に見える。

同じ車でも、天候や時間帯によって表情がかなり変わります。

それでいて、花粉や土埃は比較的目立ちにくい。

毎日のように乗るクルマとして、自分にはかなり使いやすい色でした。

気になったところ

一方で、気になる点もあります。

ひとつは、想像以上に青く見えることがあること。

「グレー」という名前だけを見て、完全に無彩色に近い色を想像していると、実車では印象が違うかもしれません。

もうひとつは、雪道走行後の汚れです。

白っぽい汚れはかなり目立ちました。

また、細かな洗車傷も付かないわけではありません。

傷が見えにくいことと、傷が付きにくいことは別です。

このあたりは、購入前に分けて考えておいた方がいいと思います。

手放した今でも選んでよかったと思う

最終的に、CX-5は約7.6万kmで手放しました。

それでも、ボディカラーにポリメタルグレーメタリックを選んだことについては、今でも後悔していません。

長く乗る中で、

「今日は青く見えるな」

「今日はグレーが強いな」

と、同じクルマでも見え方が変わることを楽しめました。

一方で、日常使いでは汚れが比較的目立ちにくく、洗車頻度を極端に増やさなくても見た目を保ちやすい。

自分にとっては、そのバランスが良かったです。

まとめ|ポリメタルグレーは長く乗っても飽きにくい色だった

CX-5のポリメタルグレーメタリックに約7.6万km乗り、最終的に車両を手放しました。

長期間使って感じたのは、

・晴天では青みが強い
・曇天や夜ではグレーが強い
・花粉や土埃は比較的目立ちにくい
・雪道後の白っぽい汚れは目立つ
・細かな傷は比較的気になりにくい
・洗車後は艶を楽しめる

という特徴です。

万能な色ではありません。

ただ、日常で使いやすく、光や天候による見え方の変化も楽しめる。

約7.6万km乗ったあとでも、自分にとっては選んでよかったと思えるボディカラーでした。

これから中古車を含めてCX-5のポリメタルグレーメタリックを検討している人は、写真だけでなく、できれば晴天と曇天の両方で実車を確認してみることをおすすめします。

同じ色でも、光によってかなり印象が変わります。

補足

マツダの塗装技術について

マツダは塗装もかなりこだわっていて色味はもちろん、耐久性・耐候性、環境にやさしい製法を考え抜いて作られています。

マツダの塗装技術の呼称「アクアテック」は、環境負荷低減を目的としたマツダ独自の塗装技術です。平成25年度省エネ大賞経済産業大臣賞」と「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しています。

アクアテック塗装技術について

スリー・ウェット・オン塗装よりもさらに環境にやさしい水性塗料を用いたアクアテック塗装システムは塗装工程の集約と行程の短縮を通じて、VOC(揮発性有機化合物)とCO2排出量の削減を同時に達成。2015年には、第6回ものづくり日本大賞の「製造・生産プロセス」部門の内閣総理大臣賞を受賞した。

https://www.mazda.co.jp/experience/stories/2022spring/featured/03/
出典:経済産業省 自動車製造業における地球温暖化対策の取り組み より

従来の塗装工程では、その過程で大量のCO2やVOC(揮発性有機化合物)が排出されるが、マツダはどのような取組みを通じて環境負荷を低減させてきたのか。

廣瀬:
従来の溶液塗装からマツダ独自のスリー・ウェット・オン塗装、アクアテック塗装へと進化させてきました。2002年から採用しているスリー・ウェット・オン塗装は3層の塗装をそれぞれ乾燥させないままウェットな状態で塗り重ね、一回りの焼付け乾燥で仕上げることで、従来の塗装方法に比べエネルギーの使用量やCO2排出量が削減できる、環境にやさしい塗装となりました。さらには2009年に導入したアクアテック塗装は、塗料が改良されたことで中塗後の乾燥が不要になり、さらに環境にやさしく、揮発性有機化合物(VOC)を大幅に削減した塗装技術です。シンナーの含有量が少ない水性塗料のため、油性塗料よりも塗装工程で発生するVOCの量が少なく、重ねていく個別塗装の機能が向上するという利点があります。

https://www.mazda.co.jp/experience/stories/2022spring/featured/03/

過去に、複数メーカーの車両を同じ環境で継続的に確認する機会がありました。
その中では、当時確認したマツダ3の塗装は傷が比較的浅く、見た目でも目立ちにくい印象がありました。
もちろん車種や塗装色、使用条件によって結果は変わるため、マツダ車すべてに当てはまるとは考えていません。
それでも、自分の経験の中では塗装の耐久性に良い印象を持った出来事でした。

開発者の想いやこの色の成り立ちについて

マツダ公式ブログにてデザインエンジニアがこの色について語ってくれています。

「『MAZDA3ファストバックのような、新世代の造形における特徴的なデザインにフォーカスした、新しい質感表現にトライしてほしい』というオーダーが、色創りのスタートでした。まずは特徴的なドア断面の『ぬるっと』した曲面に、艶のある『ヌメリ感』を施したいと考えました。

それを端的に表現できる素材を想像していた時に、まず閃いたのは『融けた樹脂』。樹脂には高級なイメージはありませんが、表現方法によっては新しい見え方になると思ったのです。」

「さらに、樹脂について考えを深めていくうち、頭によぎったのが「ポリ塩化ビニールのパイプ」でした。

「塩ビのパイプは、それ自体は美しいものと言えないかも知れません。しかし、あの色味やソリッド感などの質感が『クール』に感じられるのではないか。チープに見えがちな素材の表情の中に、新しさやカッコ良さがあるのではないか。例えば、ダメージデニムをお洒落に着こなす若者をターゲットにするような、そんな色も良いのではと考えました。」

しかし立体造形を際立たせるには、ただの樹脂の塊ではダメで、そこに金属の輝度表現を加えることを試みました。

「樹脂と金属、2種類の素材感が複合化された時に、何かおもしろい表情が出せると考えました。普段はソリッドな塊に、光が当たるとクルマ全体に立体感と異素材感が浮き上がるのでは、と。」

経験上、発色のための顔料と反射で金属感を見せる光輝材の、組み合わせと見え方の関係は理解していたという岡本。

塗料サプライヤーさんと一緒に十数種類を試し目指す質感の表現に近づけ、最終的には実車モデルに色を塗り判断して、ポリメタルグレーメタリックを創りあげました。」

マツダ公式ブログ Z00M-ZOOM BLOG

実際、私自身開発現場にいた頃にも「塩ビ管がモチーフ」と聞いていましたし、

テスト車にもこの色の車両があったので何回も吟味し『自分が買うならこの色だな』と決めていました。

市場での評判

市場での評判は非常に良好です。

多くの愛車オーナーから「他の色にはない独特な雰囲気が楽しめる」「洗車が楽しい」という意見が寄せられています。

また、「どんなシーンでも映える」といった声も多く、ユーザーにとって非常にお勧めの色として認知されています。

実際に目にしたときの印象が、クチコミでも語られており、やはりポリメタルグレーの魅力は多くの人に共感を得ているのです。

ちなみに、2019年には最も魅力的なカラーデザインの自動車に贈られる「オートカラーアウォード2019」においてグランプリを受賞しています。

オートカラーアウォードとは、

一般社団法人日本流行色協会が主催する、モビリティのカラーデザインの企画力や、
形との調和を含む、すべてのカラーデザインの美しさを評価する顕彰制度で、
1998年からはじまり今年で24回目を迎えます。

モビリティのカラーデザインは、CMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)、ライフスタイル、
安全性など様々な分野を視野に入れプロダクトデザイン業界の最新技術を開拓し、
デザイン開発をおこなっており、社会環境、経済、他の業界のデザインに対しても大きな影響力を持ちます。このようなモビリティのカラーデザインの中で、今年最も魅力的な車両のカラーデザインを表彰し、その考え方や成果を他業界や社会とシェアする機会を創出することにより、日本のカラーデザイン全体の向上をめざしています。

一般社団法人日本流行色協会 ウェブサイトより
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