「いつかは、またあの場所へ」
心のどこかでずっと、そう思っていたのかもしれません。
2015年、デビューしたてのNDロードスター(S Special Package)を手にしてから2年間。
あの軽やかな風と、ソウルレッドの輝きは、私のカーライフに鮮烈な記憶を刻み込んでくれました。

それから数年後、途中アクセラを経て、私はマツダの懐の深さを象徴するCX-5へと乗り換えました。
SUVとしての完成度、どこへでも行ける安心感。CX-5は本当に素晴らしい相棒で、私を十分に満足させてくれました。

しかし、毎日の通勤路。
往復60kmという決して短くない道のりを走る中で、ふと「自分は今、運転を心から楽しめているだろうか?」という問いが頭をよぎるようになったのです。

もちろん、2シーターのスポーツカーをメインに据えることへの迷いはありました。
結婚し、家族もいます。
ですが、幸いなことに我が家には、実用性をしっかりと担ってくれるルノー・キャプチャーという心強い存在があります。
「生活」をキャプチャーに託せるからこそ、私は自分の「情熱」に対して、どこまでも素直になる決断ができました。

万能で優秀なCX-5を降り、私が再び選んだのは、最新のNDロードスター。 それも、レーダークルーズコントロールもオートエアコンも持たない、走りの純度を極めた「NR-A」です。
かつて恋したソウルレッドの華やかさではなく、今度はディープクリスタルブルーの深い静寂を纏って。
なぜ今、あえて不便とも言えるNR-Aを選んだのか。 8年の時を経て、再びロードスターの鍵を握ることになった私の「再会」の物語を、少しお話しさせてください。

【役割分担】キャプチャーがあるから、尖れる。
2シーターを選ぶ際の最大の壁「実用性」をどう解決したか。
CX-5は、一台で何でもこなせる『全能の秀才』でした。
しかし、我が家にはルノー・キャプチャーという、デザインと実用性を兼ね備えた頼れる存在がいます。
『生活の足』をキャプチャーに任せられると分かったとき、私の中のストッパーが外れました。
一台ですべてを賄う必要がないのなら、もう一台はとことん『好き』に振り切ってもいい。
その贅沢な役割分担が、ロードスターへの復帰を後押ししてくれました。

通勤の変革】往復60kmを「作業」から「悦び」へ
毎日2時間の通勤時間をどう捉え直したか。
メインの用途は、毎日の通勤です。往復60km。
これまでは快適なCX-5で、いかに疲れず意のままに移動するかを考えていました。 それも6速マニュアルのディーゼルでAWD。下手なスポーツカーよりも思いのまま、つまり人馬一体で走れ、すこぶる快適な相棒でした。

でも、ふと思ったのです。
この移動時間をさらに楽しくできないかと。
より人生を豊かにする『至高の時間』に変えられないだろうか、と。
NR-Aにはオートエアコンもレーダークルーズもありません。
渋滞も、夏の暑さも、冬の寒さも、ダイレクトにやってくるでしょう。
でも、その不自由さ以上に、大型ブレーキや指先一つで反応するハンドリング、ビルシュタイン製ダンパーがもたらす特別感とタイヤとの対話が、私の日常を彩ってくれると確信しています。

【仕様の美学】深い青と、硬派な足回り
ディープクリスタルブルーマイカとNR-Aの組み合わせについて。
2015年の私は、若々しく鮮烈なソウルレッドを選びました。
しかし、今の私が惹かれたのは、夜の帳のような『ディープクリスタルブルーマイカ』です。
一見、落ち着いた大人のオープンカー。
けれどその中身は、大容量ブレーキやタフな冷却系を備えた、サーキット走行まで見据えたNR-A。
この『静かな外見と、熱い中身』のギャップこそが、2度目のロードスターライフを象徴する、私なりの成熟の形です。

仕事の関係で3ヶ月ほど藤沢に住んでいた時にお邪魔して見させていただいた。
この時の印象がとても良く、買うならこの色!と決めていた。


【期待】納車を待つ、今の心境
二度目の納車待ち。一度経験しているはずなのに、2015年のあの時よりも、もっと深いワクワクを感じています。
便利な装備を削ぎ落とし、走ることの本質だけを手に入れたとき、私の通勤路はどんな景色に変わるのか。
納車されたら、まずは窓を全開にして、あの懐かしいエンジンの鼓動を聴きに行こうと思います。
今回はここまで。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
これからも本ブログ「青天井なCAR LIFE」をよろしくお願い致します。
あなたのCAR LIFEが青天井に楽しくなりますように。
ではまた!