CX-5とレンジローバーイヴォークを乗り比べ|操縦性・乗り心地・ペダル操作の違い

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普段乗っていた2021年式CX-5 XD 4WD・6MTと、2024年式レンジローバーイヴォークのディーゼル4WDを乗り比べました。

CX-5はこの時点で約58,800km走行。

イヴォークは総走行距離約4,480kmで、そのうち自分が運転したのは約400kmです。

街乗りや高速道路を中心に両車を行き来していると、単純な「高級車と国産SUV」という違い以上に、

・ステアリングの手応え
・車体の動き
・路面から伝わる振動
・ペダル操作
・足元の広さ
・乗り心地

にかなり違いがあると感じました。

この記事では、

「CX-5からイヴォークへ乗り換えるとどう感じるか」

そして逆に、

「イヴォークからCX-5へ戻ると何が違って見えるか」

という2つの方向から、実際に乗り比べて感じたことをまとめます。

※以下は、自分が乗った2021年式CX-5 XD 4WD・6MTと2024年式レンジローバーイヴォークの比較です。グレード、タイヤ、走行条件などによって印象は変わります。

2024年式レンジローバーイヴォーク
2024年式レンジローバーイヴォーク 車重1920キロ
2021年式CX-5 XD 4WD・6MTと、2024年式レンジローバーイヴォークのディーゼル4WD
2021年式CX-5 XD 4WD・6MTと、2024年式レンジローバーイヴォークのディーゼル4WD
目次

まず感じたのは、2台の方向性がかなり違うこと

両車を交互に乗ると、目指している乗り味がかなり違うと感じます。

CX-5は、ドライバーの操作に対してクルマが素直に反応し、車体の動きを比較的分かりやすく伝えてくる印象。

一方のイヴォークは、路面の細かな入力やエンジン振動を抑えながら、重い車体を落ち着いて動かす印象です。

どちらが上というより、

CX-5は操作感が分かりやすい。

イヴォークは振動や入力を和らげる方向。

という違いを感じました。

2024年式レンジローバーイヴォークの運転席周り
2024年式レンジローバーイヴォークの運転席周り

CX-5からイヴォークへ乗り換えると

ボディのしっかり感を強く感じる

CX-5からイヴォークへ乗り換えてまず感じたのは、車体から伝わる振動の少なさでした。

路面の細かな凹凸やエンジン振動が、CX-5より車内へ伝わりにくく感じます。

そのため、自分にはボディ全体がより落ち着いているように感じました。

CX-5に剛性不足を感じているわけではありません。

ただ、2台を続けて乗ると、振動の伝わり方にはかなり差がありました。

発進・追い越し加速は軽快に感じる

イヴォークは車重が約1,920kgあり、CX-5より重いクルマです。

それでも、発進時にはギア比や変速の仕方もあってか、自分には軽快に加速するように感じました。

アクセルを踏み増したときも変速が早く、高速道路での追い越しでは必要に応じてキックダウンします。

車重の数字から想像するより、加速に重さを感じにくい印象でした。

サスペンションの動きは滑らか

路面のうねりなど大きめの入力では、サスペンションがしっかりストロークしている感覚があります。

その一方、細かな凹凸は車内へ伝わりにくく感じました。

自分には、この部分がイヴォークの乗り味で一番「上質」と感じたところです。

ただし、すべての路面で柔らかいわけではありません。

路面によっては、車体が上下したあとに強めに収束するような感覚があり、入力によっては「ドン」と衝撃を感じる場面もありました。

そのため、

「常に柔らかく快適」

というより、

「細かな入力は抑えつつ、大きな車体の動きはしっかり収束させる」

ような乗り味に感じました。

イヴォークはペダル配置に少し慣れが必要だった

自分がイヴォークで特に気になったのは、ペダル配置と足元空間です。

CX-5と比べると、横方向の余裕が少なく感じました。

また、アクセルペダルの踏力も比較的軽めで、自分には少し慣れが必要でした。

2024年式レンジローバーイヴォークのペダル配置
2024年式レンジローバーイヴォークのペダル配置。横方向に少し狭い印象。

レーダークルーズを使っているときでも、右足を完全に脱力して置くというより、つま先を少し持ち上げておくような感覚があります。

このあたりは、普段CX-5に乗っていると違いを感じやすい部分でした。

ただし、

「イヴォークの配置が悪い」

というより、

「自分がCX-5のペダル配置にかなり慣れていた」

という影響も大きいと思います。

ブレーキは操作量と減速度の関係に少しクセを感じた

イヴォークで一番慣れが必要だったのはブレーキでした。

自分には、ペダルを踏んだ量や踏力に対して、減速度が常に一定の割合で増えるような感覚ではありませんでした。

そのため、

「もう少し操作した通りに減速してほしい」

と感じる場面がありました。

もちろん、これは自分の好みです。

しばらく乗れば慣れてきますが、CX-5から乗り換えた直後は違いが分かりやすい部分でした。

2024年式レンジローバーイヴォーク

イヴォークからCX-5へ戻ると、操作感の自然さが際立つ

逆に、イヴォークからCX-5へ戻ると、

「操作した分だけ反応してくれる」

という感覚が改めて分かります。

ステアリングは切り増していくほど手応えが増え、自分には自然に感じます。

アクセルやブレーキについても、

「これくらい操作したら、これくらい反応する」

という感覚がつかみやすいです。

イヴォークにしばらく乗ると、その操作感にも慣れます。

それでも、2台を行き来すると、CX-5の操作系は自分にとって直感的だと感じました。

2021年式マツダCX-5の運転席周り
2021年式マツダCX-5の運転席周り
2021年式CX-5 XD 4WD・6MTのペダル配置
2021年式CX-5 XD 4WD・6MTのペダル配置

足元空間はCX-5の方が自分には合っていた

CX-5へ戻ったときに、もうひとつ感じたのが足元の余裕です。

ペダルの位置。

左右の空間。

各ペダルの操作力。

この3つのバランスが、自分にはしっくりきます。

2021年式CX-5 XD 4WD・6MTのペダル配置
ペダル配置、左右の間隔、操作力の3つのバランスがちょうど良いマツダの足元。

長時間運転するうえでは、

「足をどこに置くか」

「どれくらいの力で操作するか」

はかなり重要です。

自分にとっては、CX-5の足元空間とペダル配置は、乗り換え時にも重視したいポイントだと改めて感じました。

CX-5は車体の軽さを感じやすい

カタログ上では、CX-5の方がイヴォークより約260kg軽いです。

実際に2台を乗り比べると、その差は交差点やコーナーでも感じました。

CX-5は向きを変えるときの身のこなしが軽く、イヴォークよりも動き出しが素直に感じます。

特に低速域や街中では、

「車体を動かしている」

というより、

「自分の操作に合わせてクルマが動く」

という感覚が強いです。

これは、CX-5で運転していて気楽に感じる理由のひとつでした。

2021年式マツダCX-5ディーゼル4WD6MT
2021年式マツダCX-5ディーゼル4WD6MT車重1660キロ

一方で振動はイヴォークより多く感じる

イヴォークからCX-5へ戻ると、エンジン振動や路面からの細かな入力はCX-5の方が多く感じます。

フロアやステアリングへ伝わる振動量も、イヴォークの方が少ない印象でした。

また、細かな路面の凹凸もCX-5の方が伝わりやすく感じます。

そのため、

「振動をどれだけ車内へ入れないか」

という点では、イヴォークの方が上質に感じました。

ただし、その一方でCX-5は路面や車体の動きを把握しやすいです。

自分にとっては、

イヴォークは入力を和らげる方向。

CX-5は操作や路面の情報を比較的そのまま伝える方向。

という違いに感じました。

CX-5は肩肘張らずに乗りやすい

イヴォークは、乗るたびに上質さを感じるクルマでした。

一方でCX-5は、近所の買い物でも長距離でも気軽に乗れます。

この「気楽さ」は、日常で使うとかなり大きなメリットでした。

そして、自分にとっては運転そのものの楽しさもCX-5の方が感じやすかったです。

ステアリング。

アクセル。

ブレーキ。

車体の動き。

それぞれの反応が自分には分かりやすく、

「操作して走っている」

という感覚を得やすいクルマでした。

2台を乗り比べて感じた一番大きな違い

CX-5とレンジローバーイヴォークを行き来して、最終的に一番大きく感じた違いは、

「ドライバーへどれだけ情報を返すか」

という部分でした。

CX-5は、

・ステアリングの手応え
・アクセル操作への反応
・ブレーキ操作
・車体のロール
・路面からの入力

を比較的分かりやすく伝えてくる印象です。

一方のイヴォークは、

・エンジン振動
・路面からの細かな入力
・車体へ入る振動

を和らげながら、落ち着いて走らせる方向に感じました。

自分の感覚では、

CX-5は「操作していることが分かりやすい」。

イヴォークは「外から入ってくるものを感じにくくする」。

そんな違いでした。

乗り心地や静かさを重視するならイヴォークが好印象だった

路面から伝わる細かな振動やエンジン振動の少なさについては、イヴォークの方が自分には上質に感じました。

長距離をゆったり走る。

高速道路を落ち着いて移動する。

車内への細かな入力をできるだけ減らしたい。

そういった使い方では、イヴォークの良さを感じやすいと思います。

また、インテリアを含めた車内の雰囲気も、CX-5とは明確に方向性が違います。

ただし、自分の場合はブレーキやペダル配置など、操作系には少し慣れが必要でした。

そのため、

「高級車だからすべての操作感も自分に合う」

というわけではありませんでした。

2024年式レンジローバーイヴォーク

操作感や軽快さではCX-5の方が自分に合っていた

一方、運転操作そのものについては、自分はCX-5の方が好みでした。

ステアリングを切ったとき。

アクセルを踏んだとき。

ブレーキを踏んだとき。

それぞれの操作に対して、クルマがどう反応するかを予測しやすく感じます。

車体もイヴォークより軽いため、街中やコーナーでは身のこなしの軽さも感じやすいです。

毎日の通勤。

買い物。

長距離。

少しワインディングを走る。

こういった場面を1台でこなすなら、自分にはCX-5の方が気軽に乗れました。

2021年式マツダCX-5ディーゼル4WD6MT

CX-5が合いそうな人

今回の比較から、自分がCX-5に合うと思うのは、

・ステアリングやペダル操作を分かりやすく感じたい
・SUVでも軽快に走りたい
・街乗りから長距離まで気軽に使いたい
・車体の動きや路面の状態をある程度感じたい
・運転そのものを楽しみたい

という人です。

ただし、CX-5の方が路面やエンジンからの振動は伝わりやすく感じました。

そのため、

「できるだけ振動を感じたくない」

という人には、別の方向性のクルマの方が合う可能性があります。

イヴォークが合いそうな人

イヴォークは、

・細かな振動をできるだけ抑えたい
・高速道路を落ち着いて移動したい
・車内の静かさや上質感を重視したい
・大きな車体をゆったり動かす感覚が好き
・インテリアを含めた雰囲気を重視したい

という人には魅力を感じやすいと思います。

一方、自分のようにペダル操作やステアリングの反応を細かく気にする場合は、購入前にじっくり試乗した方がいいと感じました。

特にブレーキの感覚と足元空間は、自分にとってCX-5との差を感じやすかった部分です。

価格差だけでは説明できない違いがあった

CX-5とイヴォークには、価格帯にも大きな違いがあります。

そのため、

「高い方が全部良い」

と考えたくなります。

でも、実際に2台を乗り比べると、単純な上下関係ではありませんでした。

振動の少なさや車内の上質感では、イヴォークに魅力を感じる。

一方で、操作感や軽快さ、日常での気楽さではCX-5の方が自分に合っている。

クルマの価格と、自分が運転して気持ちいいと感じるかどうかは、必ずしも同じではありません。

今回2台を行き来したことで、そのことを改めて感じました。

まとめ|自分はCX-5の操作感が好み。でもイヴォークの上質さも魅力だった

2021年式CX-5 XD 4WD・6MTと、2024年式レンジローバーイヴォークのディーゼル4WDを乗り比べました。

新車から58800キロ以上走ったCX-5
総走行距離4480キロのイヴォーク。このうち400キロほどが私が運転して稼いだ距離。

CX-5は約58,800km走行。

イヴォークは自分で約400km運転したうえでの比較です。

2台を交互に乗って感じたのは、方向性の違いでした。

CX-5は、

・操作に対する反応が分かりやすい
・車体が軽快に感じる
・ペダル操作が自分には自然
・日常で気軽に使いやすい

というところが好印象。

一方のイヴォークは、

・細かな振動が少ない
・車体の動きが落ち着いている
・大きな入力を滑らかに処理する
・車内の上質さを感じやすい

というところに魅力を感じました。

自分が運転していて楽しいと感じるのはCX-5です。

一方で、長距離をゆったり移動したときの上質さでは、イヴォークの良さもよく分かりました。

どちらが優れているというより、

「クルマに何を求めるか」

で評価が変わる2台です。

価格やブランドだけではなく、ステアリング、ペダル、乗り心地、振動の伝わり方まで実際に確認すると、自分に合う方向性が分かりやすいと思います。

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