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【試乗記】〈BMW M440i〉@浜名湖界隈

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本日(2024年11月4日)、浜名湖ガーデンパークで開催されていたBMW浜松さんの試乗会に行ってきました。

本記事では試乗した「M440i」についての感想をお届けします。

浜名湖ガーデンパークを拠点に行われたBMW試乗会。写真は試乗車の一部。開催はBMW浜松さんによって行われ、私が訪れたタイミングでは試乗対応するスタッフが不足するほどの盛況ぶりだった。

筆者(つりふぁす)について

新卒で自動車メーカー実験部隊に配属後、性能担当者の1人として自動車開発に携わる。

これまで乗った車で最も驚いたのは2014年式フォード フィエスタ。

いまだにあの衝撃を超える車に出会っていない。

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まずは結論

M440iは操作に忠実で、素直に正確に動き、乗り心地も悪くなく、すごく乗りやすいクルマでした。

10年ほど前に乗った3シリーズを思い返してみると、パワートレーンの従順さ・リニアさに対し、ハンドリングはBMWの代名詞と言われた「カミソリ」のような切れ味で、個人的にはやや不自然さを感じる味付けでした。また、突き上げ感もやや気になっていました。

しかし今回試乗したM440iではカミソリのような切れ味は無くなりましたが、不自然さは無くなり、非常にコントローラブルです。

乗り心地も大型タイヤ+ランフラットの組み合わせにも関わらずコツコツ感は感じませんでした。(ただし「今回試乗したコースでは」ですが)

M440iはパワートレーン、ハンドリングの操作感が高次元でバランスされた、という印象です。

BMWやるなぁ。

BMW M440i。新車価格は988万円とのこと。(私調べ)

特筆すべきところ

個人的に特に感心、というか感服したのはハンドルセンターから左右に約15〜20度までの操作に対する動きのリニアさです。

加減速していようが路面が荒れていようが関係なく常にリニア。

切りも戻しも徹底してリニア。

ここが操作に忠実だから、”曲がる”をどんなシーンでも(見事なまでに)スムーズに繋いで次のコーナーに向かう事が出来ました。

エンジン/ドライブトレーンもリニア

エンジンのリニアさはBMWのお家芸でもありますが(個人の感想です)、M440iに搭載された直列6気筒も反応と力強さをよく感じられ、右足の動きに忠実に応えてくれました。

(ただしエンジン音は車外騒音規制と室内の高い静粛生のため、相応に静か)

また、不自然さがない制御のドライブトレーンも相まって、ドライバーがクルマに忠実に意図を伝えられる(表現できる)クルマでした。

ちなみに減速時のシフトダウンは積極的に行われますが、過度に下げることはありませんでした。(低回転でもエンジンは十分力強く、不足を感じない)

M440iはBMW伝統の直列6気筒、3Lガソリンターボエンジン。低回転から実に豊かなトルクを披露してくれた。

試乗感想まとめ

誤解を恐れずに言えば、

今回試すことのできた日常的に走る速度域やシチュエーションで、ものすごく素直で忠実なクルマですので、

「ここを通りたい」

「ここでこのくらい加速したい」

「速度一定を保ちたい」

などの意図が明確なドライバーほど乗りやすいと感じるクルマではなかろうかと感じました。

強いて気になるところがあるとすれば、停車寸前の”スッ”と止まろうとするブレーキングがやや難しいところでしょうか。

ただし、そこはこのクルマの価値を下げるようなところでは無いと思っています。

M440iのエンジンスペック

最高出力285kW〔387ps〕
最大トルク500Nm〔51.0kgm〕
0-100km/h加速性能4.7秒*
*ヨーロッパ仕様車値(BMW社データ)

最後に

こんなに良いクルマなので当然(?)ものすごく欲しくなりましたが、

今すぐ買えない自分の財力に対し、これほど悔しいと思うことは今までありませんでした。(久々に本気で欲しいと思うクルマだった)

ちなみに試乗は浜名湖界隈で、直線ありカーブあり、路面も荒れ気味のルートでした。

以上、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

これからも本ブログ「青天井なCAR LIFE」をよろしくお願いいたします。

あなたの人生が青天井に楽しくなりますように。

ではまたー!

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