ウォッシャー液は自作できるのか? 精製水とカーシャンプーを混ぜれば、市販品の代わりになるのだろうか?
そんな疑問から、余っていた材料を使い、CX-5で約3か月間試してみました。
結論から言うと、今回の実験ではガラスの拭き取りに大きな不満はありませんでした。しかし、今から選ぶなら市販のウォッシャー液をおすすめします。
理由は、費用や手間だけではありません。
カーシャンプーはウォッシャー液としての使用を前提にした製品ではなく、凍結防止性能やウォッシャー系統への長期的な影響を確認できていないためです。
この記事では、実際に使用した材料と配合、噴射時の泡立ち、3か月使用した感想を紹介します。
自作を推奨する記事ではなく、実際に試して分かったことを記録した記事としてご覧ください。
専門学校卒後、マツダが好き!という思いだけで縁もゆかりもない広島へ。
開発(実験部署)に所属し、複数車種の音振動領域を担当。
好きなメーカーの開発に携われ、なおかつ様々な領域のプロ達と仕事ができ(同僚達の優秀さ故に大変だったが)毎日が充実。
今の自分があるのは懇切丁寧に教えてくれた先輩方や、正しく導いてくれた上司、そして協力し合った同僚、なんでも話せた同期達のおかげ。
自作ウォッシャー液に使った材料
今回の実験では、余っていた次の2製品を使用しました。
- 古河薬品工業(KYK)高純度精製水 クリーン&クリーン
- シュアラスター カーシャンプー1000



どちらも手元にあったため、余剰品の活用を目的に使用しました。
ただし、カーシャンプーは自動車のボディ洗浄を目的とした製品です。ウォッシャー液としての適合性を確認したわけではありません。
実験時の配合割合
今回試した配合は、精製水2Lに対してカーシャンプー10mLです。
精製水に対するカーシャンプーの割合は0.5%になります。




配合量を変えて泡立ちなどを確認した結果、今回の車両ではこの割合で使用しました。
ただし、これはあくまで個人の実験記録です。
ウォッシャー液として必要な凍結防止性能、防錆性能、長期的な部品への影響などは評価していません。
この配合を安全な作り方として推奨するものではありません。
実際に噴射してみた結果
元々入っていたウォッシャー液を使い切り、自作した液を補充して使用しました。
その後、同じ配合で入れ替えを行い、実際の噴射状態を写真に記録しています。

噴射直後は泡立ちが見られましたが、今回の使用条件ではワイパーによって拭き取ることができました。
また、確認した範囲ではワイパーのビビリも発生しませんでした。
ただし、泡立ちによって一時的に視界が悪くなる可能性があります。ウォッシャー液には確実に視界を確保する役割があるため、見過ごせない点です。

3か月使用して分かったこと
今回の実験では、ガラスの拭き取りやワイパーの作動について、大きな不満はありませんでした。
一方で、短期間の使用で問題が見られなかったことと、長期間安全に使えることは別です。
特に次の点は確認できていません。
- 低温時の凍結防止性能
- ウォッシャーポンプやノズルへの長期的な影響
- タンクや配管内部への影響
- 塗装面への長期的な影響
そのため、今回の実験結果だけで、市販のウォッシャー液と同等の性能があるとは判断できません。
余った材料を活用できた点は良かったものの、費用、手間、未検証のリスクまで考えると、私なら市販品を選びます。
市販ウォッシャー液をおすすめする理由
自作を試した結果、私が改めておすすめしたいのは、ウォッシャー液として設計された市販品です。
ウォッシャー液には、ガラスの汚れを落とすだけでなく、使用環境に応じた凍結防止性能なども求められます。
トヨタの公式情報でも、成分によって凍結防止・洗浄・防錆などの役割があると説明されています。
詳しくはトヨタ公式|ウォッシャー液の成分と選び方をご覧ください。
私がリピート購入していたKYKのクリアウォッシャー液
私がこれまで繰り返し購入していたのは、古河薬品工業(KYK)のクリアウォッシャー液です。
使用時には拭き跡が気になりにくく、ガラスをきれいに保てる点が気に入っていました。
ただし、寒冷地で使用した際には凍結して噴射できなくなった経験があります。

寒冷地に行く場合は凍りにくいウォッシャー液に入れ替えた方が良い。
ウォッシャー液は商品によって凍結温度が異なります。
冬場や寒冷地で使用する場合は、製品に表示された凍結温度を確認し、使用環境に合ったものを選ぶことが大切です。
寒冷地では凍結温度を確認する
水分が凍結すると、ウォッシャー液が出なくなるだけでなく、タンクやホースなどの損傷につながるおそれがあります。
寒冷地へ出かける場合は、気温に適した凍結防止性能を持つウォッシャー液を選びましょう。
なお、凍結温度は製品や希釈割合によって変わるため、購入した商品の表示と車両の取扱説明書を確認してください。
まとめ|ウォッシャー液は市販品がおすすめ
今回は、余っていた精製水とカーシャンプーを使ってウォッシャー液を自作し、CX-5で約3か月間試してみました。
確認した範囲では、ガラスの拭き取りやワイパーの作動に大きな不満はありませんでした。
しかし、凍結防止性能や長期的な部品への影響は検証できていません。
また、材料の購入費用や作業の手間も考えると、積極的に自作するメリットは感じませんでした。
結論として、私は市販のウォッシャー液をおすすめします。
今回の実験で分かったことが、ウォッシャー液選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたのCAR LIFEが青天井に楽しくなりますように。
ではまたー!