ワコーズ スーパーハードは、本当に未塗装樹脂の黒さを取り戻せるのか? そして、その効果はどれくらい続くのか?
今回は、CX-5のエンジンカバーに実際に施工し、その後の状態まで確認しました。
結論から言うと、施工直後は黒さと艶がはっきり増し、約1年半後も黒さが残っていました。
ただし、施工場所は雨や紫外線が直接当たりにくいエンジンルーム内です。外装樹脂でも同じ耐久性が得られるという意味ではありません。
この記事では、施工前後の写真を使いながら、清掃方法、塗り方、ムラを抑えるコツ、約1年半後の状態を紹介します。
実際の作業時間は約30分。ワコーズ スーパーハードの購入や施工を検討している方の参考になれば幸いです。

施工前|2年10ヶ月使用したエンジンカバー
施工前の状態がこちらです。

納車から約2年10ヶ月使用。
表面にはホコリがたまり、樹脂の黒さや艶も新車時と比べると少し落ちてきたように感じていました。
エンジンカバーはボンネットを開けると目に入りやすい部分です。
機能上はこのままでも問題ありませんが、せっかくならエンジンルーム全体をきれいに見せたいと思い、今回は未塗装樹脂用コート剤を施工することにしました。
今回使ったのが、ワコーズ スーパーハードです。
エンジンカバーを清掃
まずはエンジンカバーを車両から外して、表面のホコリや汚れを落とします。
今回は浴室へ持ち込み、周囲を気にせず作業しました。

使ったもの
清掃に使ったのは、
・100円ショップのブラシ
・使い古した歯ブラシ
・精製水
・ポンプ式噴霧器
です。

特に歯ブラシは、エンジンカバーの細かな溝へ入りやすく使いやすかったです。
裏側のウレタンはできるだけ濡らさないようにした
エンジンカバーの裏側には、ウレタン材が取り付けられています。

裏側にはウレタン材があるため、今回はできるだけ濡らさず作業した。今回は表面の樹脂部分を清掃したかったため、裏側まで水をかけるような洗い方はせず、ウレタン材はできるだけ濡らさないように作業しました。
必要以上に水分を含ませる理由もないので、表側だけを狙って清掃しています。
精製水を少量吹きかけてブラッシング
ポンプ式噴霧器へ精製水を入れ、エンジンカバー表面が軽く湿る程度に吹きかけました。

そのあと、ブラシや歯ブラシを使って、細かな溝に入ったホコリや汚れを掻き出していきます。

強く擦るというより、凹凸部分に残った汚れを少しずつ落としていくイメージで作業しました。
キッチンペーパーは毛羽が残った
清掃後の水分を取るため、最初はキッチンペーパーを使いました。
ところが、実際に使ってみると樹脂表面へ細かな毛羽がかなり付着しました。
そのため、自分はこの用途にキッチンペーパーはあまり向かないと感じました。
次に同じ作業をするなら、毛羽の出にくいクロスなどを使います。
最後はドライヤーも使い、スーパーハードを施工する前に表面をしっかり乾燥させました。
ワコーズ スーパーハード塗り込み
エンジンカバーがしっかり乾いたら、ワコーズ スーパーハードを塗り込んでいきます。
[既存の塗り込み写真はここにそのまま残す]
スーパーハードは比較的さらっとした液体で、付属スポンジに少量取るだけでもかなり広い範囲へ伸ばせました。
自分の場合は、一度に多く付けるのではなく、少量ずつ薄く広げるイメージで施工しました。
一通り塗っただけではムラが残ることがある
全面に塗り終えた状態がこちらです。
[既存の一通り塗り終わった写真はここにそのまま残す]
この段階でも樹脂の黒さや艶はかなり変わりました。
ただ、光の当たり方によっては塗った量の違いが見え、ムラになりそうな部分もありました。
そのため、塗布後は表面を軽く乾拭きして仕上げています。
乾拭きには余っていた不織布マスクを使った
今回は、乾拭き用のクロスを用意していなかったため、手元に余っていた不織布マスクを試してみました。



実際に使ってみると、自分が使ったマスクでは毛羽がほとんど出ず、表面を均す作業はしやすかったです。
前の清掃工程でキッチンペーパーの毛羽が気になったこともあり、この違いはかなり分かりやすく感じました。
ただし、不織布マスクは本来こうした施工用の製品ではありません。
今回は自分が手元にあるもので試した一例なので、専用クロスや毛羽の出にくい布を使う方が一般的だと思います。
施工後|黒さと艶がはっきり戻った
施工後のエンジンカバーがこちらです。

施工前と比べると、樹脂の黒さと艶がかなり戻りました。
表面が濡れたような不自然なテカリというより、自分には未塗装樹脂の色が濃くなり、全体が引き締まったように見えました。
もちろん、見た目の感じ方には好みがあります。
それでも今回の目的だった、
「白っぽく見えてきた樹脂をきれいに見せたい」
という点では満足できる仕上がりでした。
ヒューズボックスカバーにも施工
エンジンカバーだけでなく、同じ未塗装樹脂のヒューズボックスカバーにも施工しました。

こちらも施工前より黒さが増し、エンジンルーム全体で見たときの統一感が出ました。
こうした細かな樹脂パーツも一緒に施工すると、エンジンルーム全体の見た目が整いやすいと感じました。
施工後はしっかり乾燥させた
施工後は、すぐに水へ濡らしたり触ったりせず、しっかり乾燥させました。
自分の場合は、そのまま1日以上置いています。
ワコーズ スーパーハードは施工直後の見た目だけでなく、その後の定着も重要だと思ったので、乾燥時間は十分に取るようにしました。
今回はエンジンルーム内への施工だったため、外装未塗装樹脂のように雨へ直接さらされる場所ではありません。
そのぶん、施工後の乾燥時間を取りやすい場所ではありました。
施工から約1年半後|黒さは残っていた
ワコーズ スーパーハードの施工直後だけでなく、その後の状態も写真で確認しました。
約1年3か月後|2025年11月

多少のホコリや汚れは付着していましたが、エンジンカバー全体の黒さは残っていました。
施工前に気になっていたような、樹脂全体が白っぽく見える状態には戻っていません。
約1年6か月後|2026年2月

約1年半が経過した時点でも、エンジンカバーには大きな白化が見られませんでした。
ただし、撮影時期によって光の当たり方や撮影条件が異なるため、写真から艶の強さを定量的に比較することはできません。
また、今回はエンジンルーム内への施工です。
外装の未塗装樹脂と比べて雨や紫外線の影響が少ないため、屋外でも同じ耐久性が得られるとは限りません。
今回確認できたのは、CX-5のエンジンカバーでは施工から約1年半後も黒さが残っていた、という実例です。
施工から約1年3か月が経過した時点ですが、エンジンカバー全体の黒さはまだしっかり残っていました。
細かな汚れや使用による跡はありますが、施工前に気になっていたような、樹脂全体が白っぽく見える状態には戻っていません。
まとめ|エンジンカバーの見た目はかなり変わった
CX-5のエンジンカバーに、ワコーズ スーパーハードを施工しました。
今回の作業は、
・エンジンカバーを取り外す
・表面を清掃する
・完全に乾燥させる
・スーパーハードを薄く塗り込む
・乾拭きしてムラを整える
・施工後に十分乾燥させる
という流れです。
作業時間は、自分の場合で約30分でした。
施工前は少し白っぽく見えていた未塗装樹脂ですが、施工後は黒さと艶が戻り、エンジンルーム全体も引き締まって見えるようになりました。
一方で、塗布量が多いとムラが出やすく感じたため、少量ずつ薄く伸ばし、最後に乾拭きして整える方が自分には作業しやすかったです。
また、施工後はすぐ濡らさず、十分に乾燥させる必要があります。
ワコーズ スーパーハードは決して安いケミカルではありませんが、少量でもかなり広い範囲へ伸ばせました。
今回のようにエンジンカバーやヒューズボックスカバーなど、未塗装樹脂の見た目を整えたい用途では、自分には使いやすい製品でした。
耐久性については施工場所や使用環境でも変わるため、今後も状態を確認していきます。